イライラを落ち着かせてくれるのが抑肝散【鎮静作用が期待】

効果と服用に関する注意点

カウンセリング

うつ病にも効果がある

漢方薬というと、体調を整えるためのものというイメージがありますが、そうした身体の症状に効くものだけではなく、精神的な症状に効果のある漢方薬も存在します。それが「抑肝散」と呼ばれるものであり、精神的な高ぶりやイライラを抑えることが出来る漢方薬として知られていると言えるでしょう。もともとこの漢方薬は、小児用としてよく用いられてきたものであり、子どもの夜泣きや疳の虫などに効果がある薬として知られていました。しかし現在では、神経過敏や情緒不安定、興奮しやすい症状などの大人の精神症状にも用いられており、そうした症状はうつ病にも共通しているため、そうした精神病の治療にも活用されています。抑肝散には、当帰(トウキ)や釣藤鈎(チョウトウコウ)、柴胡(サイコ)などの生薬が配合されていて、釣藤鈎は神経の興奮を抑える作用があり、柴胡は鎮静作用があると言われています。そして抑肝散には、神経の高ぶりを抑える作用があるため、不眠症にも効果があると言われていますし、さらに手足の震えを抑制したり、強張った筋肉をほぐしたりする作用も期待出来ると言えるでしょう。また他にも、血行促進効果もあるため、血行不良や貧血などによって起こる頭痛などの症状にも効き目があると言われています。抑肝散は、イライラなどの精神的な症状や不眠症などに効果のある漢方薬ですが、服用にあたって気をつけておきたいこともあります。まず服用方法に関しては、決まった量を1日2〜3回に分けて服用する必要がありますし、服用するタイミングは食前か食間がよいとされています。抑肝散は、お腹の中に何もない状態のほうが胃の吸収がよくて効き目が高いため、食事と一緒に服用するのは避けるようにしましょう。そして年齢や体重、症状によって服用する量が変わってくるため、医師等に指示された量や用法を守るようにすることが大切です。さらに服用する時間の間隔については、2時間以上あける必要がありますし、飲み忘れたからといって一度に2回分飲むことはしないようにしましょう。次に副作用については、発疹などの皮膚の症状や、胃の不快感、そして倦怠感などの症状が出る場合があることが知られています。ですので、服用後にこれらの体調不良がみられた場合は速やかに医師や薬剤師に相談するようにしましょう。また、以前に同じ漢方薬を使っていた場合に、発疹等の副作用が出た場合や、妊娠・授乳中である場合、そして他の薬を服用している場合は、事前に医師や薬剤師に伝えておく必要があります。

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